バッティングカウントはなぜ打者有利?【打率をアップするボールの待ち方】

バッティングカウントに持ち込むイチローの打席

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バッティングカウントとは、バッターにとって非常に有利なカウントであると言われています。

一流選手でも打率3割なのに、一体なぜバッティングカウントでは打者が有利なのでしょうか?

実は本当に打撃能力の高い打者というのは、自らバッティングカウントに誘導するようなボールの待ち方をしています。

そこで今回は、バッティングカウントの正しい意味や、カウント毎のボールの待ち方について解説していきましょう。

バッティングカウントとは

左打席からバッティング練習をする様子

バッティングカウントとは、野球の試合の中で「限りなくバッターが優位に立てるカウント」のことです。

バッティングカウントの意味として、「打った方が良いカウント」と捉えている方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

打者目線で見れば、せっかくバッティングカウントに持ち込んだのにアウトコース低めの難しい球に手を出す必要はないですからね。

必ず打つべきカウントという意味ではなく、「狙い球を絞りやすいカウント」と解釈しておいた方が良いかもしれません。

狙い球を絞ることが出来れば打席の中で精神的な余裕も生まれますし、必然的に打率も上がります。

上手いバッターでも7割は凡退するわけですから、バッティングカウントに持ち込んでいかに甘い球を引き出せるかが打撃成績向上のカギになりますね。

また、バッティングカウントはストライクが来やすいという性質上、ヒットエンドランなどの大胆な作戦を敢行しやすいカウントでもあります。

大きく試合が動く局面も多いので、守備側も集中するべきですね。

バッティングカウントのパターン

夕方の野球場

野球の試合の中で、ストライクとボールを組み合わせたカウントのパターンは全部で12種類です。

その中でも、バッティングカウントと呼ばれる打者有利のパターンは、5つあります。

  • 1ボール0ストライク
  • 2ボール0ストライク
  • 3ボール0ストライク
  • 2ボール1ストライク
  • 3ボール1ストライク

いずれもストライクよりもボールのカウントが先行しているパターンです。

大まかなピッチャーとキャッチャーの心理でいえば、「これ以上ボール球のカウントを増やしたくない」または「早く最初のストライクが欲しい」という状況になります。

要はバッテリーからすれば、「ストライクを稼ぎたい」カウントになるわけです。

特に3ボールの状態なら、フォアボールにしたくないのでど真ん中でもストライクが欲しくなります。

ストライクゾーンに来た投球の方が打者にとっては打ちやすいわけですから、ストライクゾーンに投げてくれる確率が高いこれらのカウントこそ「バッティングカウント」と呼ぶわけですね。

バッターにとっては「空振りしてもまだ三振じゃない」という意識もあるので、バッティングカウントならフルスイングが出来ます。

投手が有利のカウントとは

バッティングカウントとは真逆で、投手(バッテリー)が有利なカウントは全部で4パターンです。

  • 0ボール1ストライク
  • 0ボール2ストライク
  • 1ボール2ストライク
  • 2ボール2ストライク

いずれもストライクのカウントが先行しているか、あと一球ストライクが取れれば三振を奪えるというカウントになります。

一流打者の打率が3割程度と考えれば、7割はピッチャーが勝つのが野球です。

それなのに、投手有利のカウントが4つで打者有利と言われるバッティングカウントが5つあるというのも野球の面白いところですね。

これらのカウントでのピッチャー及びキャッチャーの心理状態としては、

「追い込んでいるので決め球で勝負できる」

際どいコースに要求できる」

ボール球を見せて打者を惑わすことができる」という風に考えています。

まだボール球を投げても直ちにフォアボールにはなりませんし、今まで低めを攻めて追い込んできたなら、一球だけ高めのボールゾーンに釣り球を使うことも可能です。

メジャーリーグでは少ないですが、特に日本の野球では、0ボール2ストライクと追い込んだら一球ボール球を混ぜて打者を考えさせようとする傾向があります。

多少球数が増えてでも、攻め方に幅を持たせてバッターの頭の中を混乱させようというのが狙いです。

アメリカでは「投手の肩は消耗品」という考え方が強いので、より少ない球数で打ち取ることを良しとするのが一般的でしょう。

どちらも互角のカウント

平行カウントは投手有利でも打者有利でもない、文字通り互角のカウントです。

  • 0ボール0ストライク(初球)
  • 1ボール1ストライク
  • 3ボール2ストライク(フルカウント)

野球界では2ボール2ストライクを「平行カウント」と呼ぶこともありますが、この場合は打者が追い込まれているので互角のカウントではありません。

投手側にまだもう一球ボール球を投げる余裕があります。

0ボール0ストライクの初球では、お互いまだ探りの段階です。

しかし、バッテリーからすれば初球はほとんどのケースでストライクが欲しいので、そういった意味ではバッティングカウントとも捉えられるかもしれません。

ただ、バッターもまだボールを見ていないのでタイミングが合っていないということもあり、初球は五分五分の勝負となるでしょう。

バッティングカウントで打者が意識するポイント

イチローの打席

各バッティングカウントごとに、打者が意識するポイントを整理していきましょう。

1ボール0ストライク

まだ初球がボールになっただけの段階です。

相手バッテリーはストライクが欲しいですが、フォアボールまではまだ余裕があります。

逆に三振の心配も無いので、狙い球を絞ってストライクゾーンを狭くする意識で待ちましょう。

自分の最も得意なコースを待って、それ以外なら見送るか、タイミングを合わせるためにわざと振りにいくというのもアリです。

2ボール0ストライク

2球続けてボール球が来たケースになります。

相手バッテリーの心理とすれば、3ボール0ストライクという圧倒的に不利なカウントには持っていきたくないので、確実にストライクが欲しい場面です。

でも、コントロールに自信があるピッチャーならまだ強気で攻めてこられます。

バッターとしてはやはり自分の最も得意なコースと球種だけを待ち、それ以外なら見逃す覚悟で大丈夫です。

3ボール0ストライク

あと一球ボールだったらフォアボールになるカウントです。

それまでの投球を見極めて、際どいところを狙って結果的にボールになっているのか、制球が定まらなくて明らかなボールになっているのかで意味合いが変わります。

バッテリーからすれば、フォアボールだけは避けたいのでど真ん中のストレートでも良いからストライクが欲しいカウントです。

もし明らかにコントロールを乱しているようなら、バッターとしては「待て」という指示やサインになるでしょう。

コントロールの良いピッチャーであれば、ど真ん中または自分が最も打ちやすいコースに来たらヒッティングもありです。

しかし、基本的には打たずに見送るのがセオリーとなります。

3ボールから打ってアウトになってしまえば、相手守備陣を大きく助けることになるからです。

仮にストライクだったとしても打者有利のバッティングカウントには変わりないので、よほどの絶好球でない場合は待ちましょう。

多くのケースでは、ストレートが来るはずです。

3ボール1ストライク

まだまだバッター有利のバッティングカウントです。

ボール球を見極めれば四球で出塁出来ますが、ファールでも見逃しストライクでも追い込まれます。

0ストライクのときよりも若干ストライクゾーンを広めに見て、際どいところではなく甘いゾーンを打ちに行くつもりで打席に立ちましょう。

難しい変化球に無理に手を出す必要はありません。

あくまでも、狙い球を絞って打ちに行きます。

2ボール1ストライク

バッティングカウントではありますが、ピッチャー側にもまだ余裕のあるカウントです。

ボール球をまだ1回使えるので、際どいコースを突いてくることもあるでしょう。

しかし、3ボールになってしまうと圧倒的にバッテリーが不利になりますし、ストライクなら追い込めます。

実はバッティングカウントの中でも、バッテリーが高い確率でストライクを欲しがるカウントでもあるのです。

逆に攻撃側としては、高い確率でストライクが来るわけですから、打つつもりでバッターボックスに立ちます。

直球のストライクを狙って、待つよりも積極的に打ちに行っていいでしょう。

見逃しでストライクを取られた場合、一気に形勢が逆転してピッチャー有利のカウントになってしまいます。

バッティングカウントで守備側が意識するポイント

打球を追う野手

バッティングカウントは打者が積極的に手を出してくるカウントですから、守備側の意識の持ち方も重要です。

バッティングカウントの時の守り方を整理しておきましょう。

  • バッテリーは安易にストライクを取りにいかない
  • 3ボール0ストライクなら、高確率で見逃しが取れるはず
  • 打者の得意コースは避ける
  • ストライクの取れる変化球を確保しておく
  • 野手は打球が強い打球に備える

投手と捕手は、バッティングカウントの場合とにかくストライクが欲しくなっているはずです。

または、早く打者を打ち取りたいと思うあまりに投げ急いでしまうこともあるでしょう。

バッティングカウントこそバッターが打ちにくるので、安易にストライクを取りに行ってはいけません。

ボール球に余裕があれば、際どいコースを突くつもりでいきましょう。

あえて引っ張りやすいインコースを狙い、スイングに来たところを速球で詰まらせるという作戦も有効です。

手を出しやすいというバッティングカウントの特性を逆手に取った配球が出来れば、省エネの投球でイニングを終わらせることが出来ます。

また、3ボール0ストライクはセオリーでは見逃しです。

そこは安心してど真ん中を狙っても良いのですが、長打のあるバッターの場合はいっそのこと歩かせてしまうのも選択肢として視野にいれましょう。

試合の中で一つでも、確実にストライクゾーンに投げられる変化球を見つけられると楽に攻めることが出来ます。

その日の調子を早く見極めて、使える変化球とそうでない変化球を選別しておくことも大切です。

野手は、バッティングカウントは打ってくるものだと考えて、強い打球が飛んでくる心構えをしておきましょう。

まとめ:バッティングカウントで打者は強気に!

野球のレベルが上がるほど、1打席の中でヒットが打てるボールが来る回数は少なくなります。

バッティングカウントこそヒットが打てるボールが来る確率が高いので、打者は積極的にスイングしましょう。

必ずしもバットに当てる必要はなく、狙っていない球種やコースであれば空振りで良いのです。

スイングすることでタイミングを合わせられますし、フルスイングされたら相手守備陣は嫌なものですからね。

イニングや点差、アウトカウントなどで細かな戦術は変わりますが、バッターは積極的に打ちましょう。

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