パリーグとセリーグの違いとは?実力差やレベル、順位についても解説!

セリーグとパリーグの違いの説明図

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プロ野球には、セリーグとパリーグの二つのリーグが存在しています。

すでに野球ファンにとっては当たり前のことですが、最近野球を観るようになった方にとっては少しややこしいと感じるかもしれません。

そこでこの記事では、プロ野球のセリーグとパリーグの違いについて詳しく解説していきます。

セリーグとパリーグの違い

野球チームの集合写真

 

セリーグとパリーグの決定的な違いは主に二つです。

  • 属している球団が違う
  • DH制の有無が違う

全部で12球団あるプロ野球チームが、セリーグとパリーグ各リーグに6球団ずつ分けられています。

また、パリーグのみ「DH制」というルールが存在していて、「打撃と走塁しかしない選手」が出場しているという違いがあるのです。

2004年から2006年まではパリーグのみに「プレーオフ」と呼ばれる、今の「クライマックスシリーズ」のような制度もありました。

また、2011年までは、予告先発があったのもパリーグのみだったのです。

今では、セリーグとパリーグどちらもクライマックスシリーズや予告先発があります。

その他の違いを見ていきましょう。

セリーグに属している6球団

セリーグに所属している6球団はこちらです。

  • 読売ジャイアンツ
  • 中日ドラゴンズ
  • 東京ヤクルトスワローズ
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 広島東洋カープ
  • 阪神タイガース

特に地域によって分けられているわけではありません。

かつて、昭和から平成中期にかけての時代は、読売ジャイアンツがプロ野球の代名詞と呼ばれるような存在でした。

実際にテレビ中継が行われていたのも巨人戦だけでしたし、おのずとテレビで試合が見られるのはセリーグの球団だけに限られていたのです。

資金力も人気も読売ジャイアンツが頭一つ飛び抜けていたので、各球団は「打倒・巨人」という意識が相当すごかった時代もありました。

パリーグに所属している6球団

パリーグの6球団はこちらです。

  • 埼玉西武ライオンズ
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • オリックスバファローズ
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス

パリーグは、北海道から福岡まで球団があります。

そのため、選手たちは試合のために北海道から九州まで移動しなければなりません。

こういった移動距離の点も、セリーグとパリーグの違いと言えるでしょう。

かつてはネット配信やテレビ中継などがなく、パリーグの選手たちを知るのはコアな野球ファンのみでした。

そのため、「人気のセ・実力のパ」と称される時代もありました。

そこから時代は変わり、ネット配信や専門チャンネルなどでパリーグの全試合を見ることも可能になったのです。

パリーグにはDH制がある

また、決定的な違いとしてはパリーグに「DH制がある」ということです。

セリーグにはDH制がありません。

通常、野球は9人で行われます。

セリーグの場合は投手として出場している選手も打席に立ちます(バッターもやる)が、パリーグの場合はDHとして出場している選手が代わりに打席に立つのです。

つまり、DH制があることによって、打撃専門の選手が存在することとなります。

パリーグは、ピッチャーが打席に立つことは基本的にありません。

DH制についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。

セリーグとパリーグの意味や由来

指名打者の選手

セリーグとパリーグは略称であり、正式には「セントラルリーグ」と「パシフィックリーグ」という名称があります。

そもそも、この2つの名将の由来は何なのでしょうか?

  • セントラル=自分たちが正当、中央となる存在
  • パシフィック=太平洋、国際的で広い視野をもつ

これらがキーワードとなります。

1900年代中盤まで、プロ野球は1リーグ制でした。

そこから、いくつかの球団がプロ野球に参入したいという意思表明をしてきたのです。

当然、そこにはすでにあるプロ野球チームから賛否両論巻き起こります。

そのときに、

新規参入に反対したチーム=セントラルリーグ

新規参入に賛成したチーム=パシフィックリーグ

という分けられ方をされたと言われています。

セントラルには「中央」という意味がありますが、セントラルリーグは「あくまでも自分たちが正当な連盟で、中央となる存在」という意思が込められているようです。

反対にパシフィック(太平洋)という言葉には、国際的で広い視野を持って発展させていこうという意思があると言われています。

実際、イチロー選手やダルビッシュ有投手、大谷翔平選手など、メジャーリーグでもトップレベルの成績を残している選手はパリーグ出身者が多いですよね。

セリーグとパリーグはどちらが人気?

アップをする野球選手

かつてプロ野球は「人気のセ・実力のパ」と言われていました。

これは、テレビのプロ野球中継がセリーグに属している読売ジャイアンツの試合しかなかったことが影響しています。

しかし現代では、自分の好きな球団の試合を見る方法はたくさんあるのです。

ただ、人気を比べるというのは抽象的なので、各球団のホームゲーム(本拠地での試合)における観客動員数を一つの目安として見ていきましょう。

  • 1位:広島東洋カープ
  • 2位:福岡ソフトバンクホークス
  • 3位:阪神タイガース
  • 4位:読売ジャイアンツ
  • 5位:横浜DeNAベイスターズ
  • 6位:千葉ロッテマリーンズ
  • 7位:中日ドラゴンズ
  • 8位:東京ヤクルトスワローズ
  • 9位:オリックス・バッファローズ
  • 10位:埼玉西武ライオンズ
  • 11位:北海道日本ハムファイターズ
  • 12位:東北楽天ゴールデンイーグルス

これは、2020年の観客動員数をもとにランキング化したものです。

2020年はコロナウィルスの影響もあり、シーズンの短縮や無観客試合もありました。

その中でのデータでもあるので、あくまで参考としてみていきたいところです。

このランキングを見る限りでは、下位4チームがパリーグのチームとなっています。

全体的な観客動員数という観点では、セリーグの方が優位と言えるでしょうか。

ただ、セリーグには東京を本拠地とする2チーム(読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズ)と、横浜を本拠地とする横浜DeNAベイスターズがあります。

このあたりは、圧倒的にアクセスが良い立地なので、おのずとファンも足を運びやすいということも事実です。

必ずしも、その年のチームの成績や強さが観客動員数のランキングに反映されているということではなさそうですね。

セリーグとパリーグに別れた理由

ウォーミングアップをする選手たち

かつて1949年までは、プロ野球は1リーグ制でした。

「プロ野球の父」と呼ばれる「正力松太郎」という人物が、プロ野球を興行的にもっと盛り上げるために2リーグ制を敷く計画を立てたのです。

すでに、アメリカのメジャーリーグでは2リーグ制が行われていました。

日本の2リーグ制計画を知った企業が、続々とプロ野球界への参入を希望してきます。

その中の一つである「毎日オリオンズ(毎日新聞をスポンサーとした千葉ロッテマリーンズの前身)」の加盟希望に対し、既存の球団で反対意思を持つ球団がいくつかありました。

毎日オリオンズの加盟に関する話し合いは平行線をたどり、ついに反対派を中心としたセントラルリーグ賛成派を中心としたパシフィックリーグとして分裂することになったのです。

ちなみにその当初の名称は、セリーグが「セントラル野球連盟」、パリーグが「太平洋野球連盟」でした。

正力松太郎という方は、そもそも野球を盛り上げるために2リーグ制を企てたのにも関わらず、結果的に喧嘩別れのようになってしまったのです。

セリーグとパリーグにはレベルと実力差がある⁉

守備位置につく選手

近年、セリーグとパリーグは同じプロ野球であるにも関わらず、実力差やレベルの差が出てきているという声があります。

特に、パリーグが強くなっているという風潮があるのです。

その原因は

  • 日本シリーズでパリーグが連続日本一になっている
  • 交流戦でパリーグばかり勝ち越している

この2つが挙げられます。

日本シリーズは、セリーグとパリーグの優勝チームが戦う短期決戦で、7試合のうち先に4勝したチームがその年の日本一となります。

そんな日本シリーズ、2010年以降はパリーグの優位が続いているのです。

2012年に読売ジャイアンツが日本一になった以外、2020年まで全てパリーグのチームが日本一になっています。

2005年からスタートした交流戦では、2021年現在、パリーグ対セリーグの総勝利数でセリーグが勝ち越したのはたった2回です。

残りの14回は、全てパリーグが勝ち越しています。(2020年は新型コロナウィルスの影響で開催できず)

このことから野球ファンの間でも、パリーグの方が実力が上がってきているという見方をする人々が増えているのです。

せパ交流戦のみ順位が統一される

夕方の野球場

普段はセリーグとパリーグで分かれていますので、ペナントレースの優勝に関わる順位もセリーグとパリーグで別々です。

しかし、毎年5月あたりに開催される交流戦に限っては、全12球団統一した順位が出されます。

これはあくまでも交流戦期間に限ったものであり、交流戦の順位がペナントレースに影響することは無いのです。

交流戦だけを切り取って、優勝チームも決められます。

ただ、交流戦の勝敗数もペナントレース(レギュラーシーズン)の勝敗数に含まれるため、交流戦でいい成績を収めたチームがペナントレースでも上位になるのは自然の流れと言えるでしょう。

まとめ:セリーグとパリーグは野球の質が違う

セリーグとパリーグの大きな違いはDH制の有無ですが、たったそれだけの違いが、野球の質を大きく変えてしまっているという見方もできます。

DH制があれば、打撃に特化した選手の出場チャンスも増え、より強力になった打線を相手にする投手陣のレベルも上がるといえるでしょう。

今は結果として、パリーグがセリーグを圧倒しているのも事実です。

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