少年野球でやるべき基本の練習メニュー【工夫を凝らした4つの面白練習も】

少年野球での練習メニュー作りは、指導者や親にとって頭を悩ませる課題の一つですよね。

特に小学生年代での野球に対する練習内容で、その後も野球を好きでいてくれるかどうかが決まってきます。

もちろん、これから野球が上手くなる土台作りの年代でもあるので、それぞれ意図がある練習メニューを作ってあげなければなりません。

そこで今回は、少年野球でぜひ取り入れて欲しいオススメの練習メニューをご紹介していきます。

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少年野球の練習1日の流れと目的

少年野球の練習は、多くのチームが土日の午前中など半日をかけて行われます。

非常に熱心なチームでは、土日どちらも1日がかりで練習や試合を行うところもありますが、近年では「土曜日の午前中だけ」など、短時間で楽しい練習を心がけるチームも増えてきました。

まずは、少年野球の練習メニューの1日の基本的な流れを見ていきましょう。

  • ウォーミングアップ
  • キャッチボール
  • バント練習
  • トスバッティング
  • ノック
  • バッティング練習
  • 紅白戦
  • トレーニング

これらの分野から、いくつかを選んで練習メニューを作っていくことになるでしょう。

ウォーミングアップ

少年野球のオーソドックスなウォーミングアップは、チーム全体で行うランニングです。

高校野球の動画では、こんな感じで強豪校の威圧感のあるランニングや体操姿が見られます。

小学校の高学年では、ある程度統一感のあるランニングや体操を行うことも必要になってくるかもしれません。

しかし、低学年の段階では、ここまで揃ったランニングや体操を行うことは難しいと考えます。

出来ないことは無いでしょうが、野球の練習が楽しくないと感じてしまう一因になりかねません。

全員でランニングと体操を行ったら、ラダーを使った競争や、三角コーンを置いて競争形式でダッシュを行うなどのちょっとした工夫がオススメです。

少年野球世代の子供たちは、チーム分けして競争形式にするだけで楽しくウォーミングアップが出来ます。

ここでのウォーミングアップの目的は、「身体を温めて怪我を防止する」ことです。

キャッチボール

キャッチボールは、昔から今でも、声を出してピリッとした雰囲気で行うのが風習です。

これは少年野球でもずっとそうでした。

しかし今の時代、必ずしもキャッチボール中の声出しが必要でないと考える柔軟な指導者も出現しています。

筆者もどちらかというと、元気のためだけの意味のない声出しは不要と考えている派です。

やるとしたら、「ナイスボール!」などの意味のある声掛けだけで十分だと思います。

特に少年野球では、最初は近距離で、投球フォームを確認しながらゆっくり行うのが良いでしょう。

肩が温まってきたら徐々に距離を伸ばし、塁間、対角の距離、40メートルから50メートルくらいの遠投とレベルアップしていきます。

小学校高学年では、50メートルくらい投げられる子も増えてくるでしょう。

また、低学年の段階では、あえてワンバウンドのボールを投げてキャッチボールを行うことも重要です。

バウンドするボールをキャッチする感覚や、どのくらいの加減で投げたらワンバウンドで相手に届くのかなど、守備に通ずる感覚を養うことが出来ます。

少年野球のキャッチボールの目的は「守備練習」と捉えて良いでしょう。

 

バント練習

少年野球の段階では、バント練習は最小限で良いと考えています。

やはり少年野球の練習で重要なのは、「野球の楽しさ」を知ってもらうことです。

そうなると、バントよりも思いっきりスイングしてヒットを打つ快感をしってもらう方が優先されます。

勝利至上主義でなければ、少年野球でバントは不要と言っても良いのではないでしょうか?

トスバッティング

トスバッティングは、マウンドより短いくらいの距離でボールを投げ、バットに軽くあててワンバウンドくらいで投げ手に返す練習です。

高校野球以上でレベルが上がってくると、2人一組でもリズミカルに出来るようになります。

しかし少年野球の年代で、トスバッティングを上手く行うのはかなりハイレベルです。

3人一組くらいで、「軽く投げて軽くミートする」この繰り返しになります。

バッターは「芯に当てる感覚を養う」、野手側は「予測できない打球への対応」と「狙ったところに投げる」ことが目的です。

 

ノック

少年野球のノックは、低学年の場合はシートノックなどは難しいでしょう。

やるとしたら、高学年と一緒に混ぜて行った方が良いかもしれません。

というのも、そもそも基本のキャッチボールが出来ないと、シートノックが成り立ちません。

さらに、自分より上手い人の動きを見て自然とマネしながら上達するという側面もあるからです。

 

少年野球でのノックは、まず手で転がしたボールを何度も捕球するところからになります。

そこである程度「動くボールに合わせてグローブを出す」という感覚が宿ってきたら、バットを使ったノックに移行しましょう。

いきなりシートノックにするのではなく、まずは全員緩い内野ノックからです。

少年野球なら、内野が務まれば外野は出来ます。

むしろ守備動作の基本が内野に詰まっているので、基本は内野ノックで良いのです。(筆者は外野手出身)

バッティング練習

少年野球のバッティング練習は、まずとにかく「強く振る」「遠くに飛ばす」ことを意識させて行うのが大切です。

いきなり、周りの大人たちが自分の考える「型」にはめようとしてはいけません。

バッティングフォームは人それぞれ個性が強いですから、基本的なバットの持ち方以外は子供たちに任せます。

下からボールをトスするティーバッティングから始めて、トスバッティング、フリーバッティングへと移行していきましょう。

まずは子供たちが思うように、思いっきり飛ばすスイングをさせてあげます。

その上で結果を見て、もっとボールに確実にミートするにはどうしたらいいかを一緒に考えていくのです。

スマートフォンで動画などを撮って、本人に見せてあげると効果的です。

特にバッティングは、本人の想像と実際の姿がかけ離れているので、一度客観的に自分の打撃フォームを見ると気が付くこともありますからね。

 

紅白戦

少年野球では、ある程度キャッチボールやバッティングが成り立つようになってきたら、紅白戦を行うと子供たちも楽しく成長することが出来ます。

両チームのパワーバランスを見ながら、一方的な力の差にならないようにチーム分けしましょう。

少年野球では特にピッチャーとキャッチャーのバッテリーの力で試合が左右されるので、そのあたりを加味します。

低学年と高学年が混合で行うなら、低学年が中心のチームに高学年バッテリーを入れて、高学年が中心のチームに低学年バッテリーを入れるなどすると均衡が保てるでしょう。

少年野球で細かい技術を教えることも大切ですが、紅白戦など実践を重ねることで一気に成長する年代でもあります。

場合によっては、カウントを1ストライクからにしたり、フォアボールを無しにしたりして、工夫しながらオリジナルルールを作れるとさらに面白さが増すでしょう。

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少年野球の指導法

少年野球の年代では、練習メニューも大切ですが、チームとしての指導方針も大切です。

とにかく練習量をたくさんこなすだけではなく、少年時代に野球が好きになれるような工夫をしてあげたいものです。

そこで押さえておきたいポイントとして

  • 褒めて伸ばす
  • 怒鳴らない
  • 一緒に考える

この3つの要素が必要です。

昔の少年野球は、エラーやミスを全員で責めたり指摘し合ったりして、反骨精神を煽って成長させるスタイルが主流でした。

これも間違いではありません。

しかし今の時代、特に少年野球では「良いところを褒めて伸ばす」という指導方針の方が選手たちは付いてきます。

その子の得意な分野を見つけて、長所伸展型のサポートが良いでしょう。

また、昔の少年野球のように、周りで見ている監督コーチや親がグラウンドに響き渡る声で怒鳴る時代は終わりました。

それでは子供たちが、大人の顔色をうかがってプレーするようになってしまいます。

後は意外と大切なのが、「すぐに答えを教えずに、一緒に考える」ということです。

練習メニューを決めたら、そのメニューの目的などから一緒に考えて練習できると効果もアップします。

そもそも野球の技術に一つの正解があるわけではありませんし、子供自身が考えて課題を解決する力を養うことにも繋がりますからね。

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少年野球の自主練習メニュー

少年野球チームの練習は、多くても週に2回か3回くらいのはずです。

そうなってくると、練習が無い日の「自主練習」がとても重要になります。

野球のスキルアップや身体能力の向上に繋がる、オススメの自主練習メニューを4つご紹介していきましょう。

  • 自作のボールで野球ごっこをする
  • バドミントンのシャトルを打つ
  • 壁当てをする
  • 違うスポーツを積極的に行う

この4つは、野球だけでなく全てのスポーツに通ずると考えて良いでしょう。

野球好きな子なら、紙を丸めたボールなど、自作のボールとカラーバットで野球を行うのも良いです。

もっと野球に近づけるなら、バドミントンのシャトルを使って、ピッチャーとバッターに分かれてバッティング対決を行うのも遊びながら練習が出来ます。

少年野球の自主練習で最も効果的な守備練習と言えば、壁当てです。

ボールを投げても良い場所で、ちょうどいい壁が見つかると良いですね。

そして少年野球の年代でかなり重要なのが、様々なジャンルのスポーツを取り入れるということです。

小学生のうちから野球だけに熱中するのも良いですが、大成しているプロスポーツ選手の多くは、他のスポーツも多く経験して育っています。

ウォーミングアップでサッカーをするのも良いですし、放課後に友達とバスケをする経験も重要です。

色んなスポーツを通じて身体の様々な筋肉を刺激し、野球の中の多彩な動作に活かすことが出来れば最高ですね。

まとめ:少年野球の練習メニューは楽しさも大切

少年野球では、もちろん野球が上手くなることも大切ですが、何より野球を楽しく感じられるということが大切です。

根性論だけのキツイ練習ばかりではなく、また来週も練習に来たいと思えるようなモチベーション作りも考えて練習メニューを組みましょう。




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